自民党の“総裁選前倒し”をめぐり、きょうも国会議員や地方組織が会合を開くなど、来週8日の書面提出に向けて攻防が激化しています。国会記者会館から中継です。

党内ではけさも当選2期生と5期生が個別に会合を開き、“総裁選前倒し”をめぐって意見を交わしましたが、実施を求める声は日増しに高まっている模様です。

自民党(2期生) 尾﨑正直 衆院議員
「お互い改めて意見交換をしましたけど、前倒し賛成という人が大多数という感じなのかなと」

終了後、出席者の1人は「賛成か反対かで迷っている人はいなくなった」と述べ、来週8日の書面提出に向けて意思が固まりつつある様子がうかがえます。

また、5期生も10人ほどが集まり、前倒し実施に向けてまとまった対応を目指すことを確認したものとみられます。

一方、平デジタル大臣はきょう、派閥の研修会で前倒しに賛成する考えを表明した麻生最高顧問を念頭に、こう批判しました。

平将明 デジタル大臣
「派閥を残した人たちが得をするとか、流れを作るということでは自民党が“先祖返り”をしてしまうという感想を持ちました」

3日後の書面提出を控え、党内の対立も激しくなっています。