自民党の“総裁選前倒し”をめぐり、鈴木法務大臣がきょう、実施を求める考えをあきらかにしました。石破内閣の閣僚で前倒しを求めるのは初めてです。

鈴木法務大臣はきょう、自らのSNSなどで「総裁選の実施を求める書面に署名し提出することにした」と投稿しました。

“総裁選の前倒し”を求める理由として鈴木氏は、▼自民党への信頼回復のためにも党が一致結束してゼロから出直すことが必要だとしたほか、▼党として連立の枠組みをどうしていくのか、下野し野党として出直すのかなどを真摯に議論する必要があると強調しました。

また、総裁選の実施方式として「党員の方々にも広く参加いただくことが最善だ」と指摘し、“フルスペック”でおこなうことが望ましいとの考えを示しました。

鈴木氏は前倒しを求めている麻生最高顧問率いる麻生派に所属しています。

石破内閣の閣僚が前倒しを求めるのは鈴木氏が初めてで、3日後の書面提出に向けて党内の動きがいっそう激しくなっています。