天降川沿いの内水氾濫によって浸水被害があった霧島市の日当山温泉地区です。

(吉田温泉 原田くるみさん・49)「今まで掃除、掃除、掃除ばかりしていた。ずっと掃除に明け暮れていた感じ」

60年以上の歴史がある温泉旅館は、浸水した電気設備が故障したままで、今も営業再開のめどは立っていません。

(吉田温泉 原田くるみさん)「(修理の)問い合わせをしている、1~2か月でなおったらいいかな。不安。営業がいつできるかもわからない」

先の見えない不安の中で、営業再開に向けた準備は着々と進めています。この日から浸水した床板の張替作業も始まりました。

(吉田温泉 原田くるみさん)「きょうから一歩ずつ進んでいく感じ。早く営業を始めたい。それだけ」

取材中に偶然、電気設備の見積もりが届きました。

(電気工事業者)「3か月でどうにかならないかと、これですねとりあえず急ぐのは」

Q.一歩進んだ?
(吉田温泉 原田くるみさん)「電気の見込みが見えてきた。少しだけ。頑張るしかない」