夏休みが終わったばかりのこの時期は通勤・通学時の交通事故が増える傾向にあるとして、天童警察署がけさ、移動式の取締り機器を使ってのスピード違反の取り締まりを行いました。
けさ、天童市成生で行われたのは、移動式の「スピード違反自動取締装置」を使った取り締まりです。

夏休み明けのこの時期は児童や生徒の通学が再開されること、長期の休み明けや暑い時期は、ぼんやり運転などが増えることから、この通勤・通学の時間に合わせた
取り締まりが行われたものです。

この道路は歩行者が多く車がスピードを出しやすい場所で、今年6月には車同士が衝突する事故が発生し、30代の女性が腰の骨を折る大ケガをしています。

また最近では、先週木曜日に酒田市で、横断歩道を渡っていた中学3年生の女子生徒が、停車していた車を追い抜いてきた軽乗用車にはねられ、意識不明となる事故も起きています。

警察によりますと、県内で今年起きた人身事故は、きのう現在で1610件で、前の年の同じ時期に比べ25件増えています。また、幼児から高校生までの子どもが
被害者となった交通事故は200件で、これも前の年の同じ時期に比べ、13件増えています。

このため警察は、車を運転する際は、歩行者など周囲に注意を払って、安全運転を心がけてもらいたいと強く訴えています。
天童警察署 金子絢雄 交通課長「夏から秋にかけて涼しくなる時期ですが、ぼんやり運転や速度を出しすぎてしまったということが多くなりますので、運転手には緊張感をもって、安全運転をしてもらえたらと思います」

警察は、車の運転手はもちろん、歩行者も車の動きには十分注意してほしいと呼びかけています。