マツタケは遅れている?暑さと雨が少ない影響か

山形キャスター:
続いての秋の味覚は、高級食材の「マツタケ」。長野県と岩手県が国内の“二大産地”です。

長野県では、9月2日から入山期間が始まりましたが、飯伊森林組合によりますと、マツタケは確認できず、出荷の見通しも立っていないということでした。

マツタケの旬は、北からやってきますが、長野より北にある岩手県ではどうなのでしょうか。

岩手県の岩泉松茸神社では、例年8月に最初に採れたマツタケを奉納し、豊作祈願祭が行われています。

しかし、岩泉まつたけ事業協同組合の岩館勝男さんによると、現在マツタケは「まだ全く生えていない。適度な雨に『秋が来たな』と感じる気候が数日続かないと発生しない」と話しています。

予想としては、9月末~10月頭ごろ、平年より1か月程度マツタケの発生が遅くなるのではないかということです。ただ「遅れている=不作」ではないので、楽しみは残っていそうです。