
スーパーアキダイ 秋葉弘道 社長
「こちらが鶏肉のコーナーなんですけど、今並んでるだけ、これで終わっちゃうんですよ」
さらに店の奥の冷蔵庫に案内してもらうと、本来なら鶏肉を詰めた段ボールが積まれているスペースが空いてしまっています。
スーパーアキダイ 秋葉弘道 社長
「ここが空いちゃってますよね。本来ここに積んでる物がないということなんですよ。100キロ頼んでも、きょうは半分。ひどい時は、100キロ頼んで30キロしか入らないとか。それくらい物がないですね」
■鶏肉不足の原因は鳥インフルエンザ 国内では11道県に拡大
この店でも11月の4週目から突然、仕入れが難しい状態になりました。
一体、なにが起きているのでしょうか?
スーパーアキダイ 秋葉弘道 社長
「鳥インフルエンザ。これ本当にだいぶ厳しいですね。どこの産地のものだったら大丈夫っていう話じゃないんですよ。もう日本全国の鶏が足りない状態になっている」
原因は、鳥インフルエンザ。
農林水産省のまとめでは、11月25日午前0時現在、国内では北海道、青森、宮城、茨城、新潟、兵庫、和歌山、岡山、香川、宮崎、鹿児島の1道10県に拡大。
今シーズンに殺処分された鶏は合わせて289万羽にのぼり、過去最悪といわれた2年前を上回るペースで感染が広がっているのです。
■国産の鶏むね肉は30年ぶりの高値に
スーパーアキダイ 秋葉弘道 社長
「鳥インフルエンザがある程度流行し始めてから値段がすごい上がってきて、物が入らなくなってきた。いま100gあたり108円ですけど、この間まで88円でしたね。約20円ほど上がってますね」
「本当に物がないんで、(今後)だいぶ高い値段にはなると思いますね」
鶏肉の中でも価格が安い「むね肉」ですが、この1年で値上がりが続き、おととい時点で、卸価格1キロあたり410円まで上昇。これはおよそ30年ぶりの高値です。さらに・・・
(農林水産省 「食鳥市況 国産鳥むね肉の相場」より)