山口県を代表する魚、フグのシーズン到来です。フグの取扱量が日本一の下関市の南風泊市場で1日、ふぐはえなわ漁船の出航式がありました。

式には出航を控えた3隻の乗組員らおよそ60人が出席しました。ふぐはえなわ漁は1日が解禁で、来年3月まで萩市見島沖から長崎県の対馬沖までの日本海で県内の42隻が操業します。

山口県延縄協議会 吉村正義 会長
「フグは資源が大変厳しくなっていますが、その資源を大事に育てながら皆さんのご家庭へ、あのおいしいフグを届けて参ります」

外海トラフグの漁獲高は、昨シーズンよりも7トン多い40トンを目指しています。

増栄丸 中島豊 船長
「下関産のフグは最高においしいと思うんで、市場の方も仲卸の方も皆頑張ってくれてるんで僕らはそれに合うように、たくさんフグをとってこようと思います」

3隻の船は下関の近海で放流するフグの稚魚2500匹を積み込み出航していきました。初水揚げは9月下旬の予定です。