山口県立高校14校を7校にする再編統合や学科の整備計画についての説明会が20日、岩国市で開かれました。
県教育委員会は、子どもの減少が進むことを見込んで、県立高校の再編を進めています。再編整備計画の素案は、2027年度から7年間で実施されることになっています。
県内各地での説明会が始まり、初回は20日に岩国市で開かれました。岩国地域は岩国総合高校と岩国商業高校が再編統合の対象となっています。また岩国高校坂上分校は今後の状況次第で生徒募集の停止を検討するとしています。岩国総合と岩国商業の再編統合計画では、普通教育と商業の専門教育を生かした新しい高校を2032年度に岩国商業の校地に設置するとしています。
説明会にはそれぞれの高校の卒業生も参加して疑問や要望を訴えていました。
岩国総合高校同窓生
「校地や校名をみずからの母校のほうに残してほしいという気持ちは強いが、両校で対立構造が生まれることはこの地域にとってよくないこと」
説明会は11月21日まで14か所で開催されます。県教委では説明会での意見やパブリックコメントも踏まえ、今年度中には計画案を策定したいとしています。