3週間でなんと3件の詐欺を防ぎました。
島根県安来市内にある別々のファミリーマート3店舗が次々と詐欺を防いでいます。
なぜ、ファミマでお手柄が相次いでいるのでしょうか。
25日、安来警察署で、市内のコンビニ「ファミリーマート」の店員や客ら5人に、警察から感謝状が贈られました。

理由は「詐欺被害の防止」。
しかしこのファミマ店員たち、全員が同じ店のスタッフというわけではありません。
なんと9月末からのわずか3週間で、市内別々のファミマ3店舗の店員が相次いで詐欺を防いだのです。
三宅純人 記者
「3つのお手柄ファミリーマートのうちの1つがファミリーマート安来広瀬店です。この店では国税庁をかたるメールによる詐欺を防いだということです」

詐欺を防いだのは、店員の田辺さんと田中さんです。
9月23日、来店した女性が「国税庁から税金を催促するメールが来た」と2人に相談してきたのだそうです。
怪しいと思った2人は、すかさず警察に通報し、被害を防ぎました。
ファミリーマート安来広瀬店 長谷川勝久 オーナー
「怪しい問い合わせをされる方もいらっしゃいまして、普段から気にかけてくれているんだと思います」
それから2日後、ファミリーマート安来鉄工センター店は、プリペイドカードを使った詐欺被害を未然に防ぎました。

9月25日、男性が出会い系サイトで知り合った女性からプリペイドカード2万円分を買わされそうになったところ、店長が警察に通報したのだそうです。
さらに2週間後の10月8日。
ファミリーマート安来飯島店では、居合わせた買い物客もお手柄でした。
買い物客の前田さんが、店の外で「ゆうちょのATM…ありますあります」などと不審な電話をしていた高齢女性に気付きました。
女性の様子から「詐欺に違いない」と確信し、知人でもある店長に様子を見るよう助言したそうです。