3連休の最終日。
今年、国宝指定10周年を迎えた松江城には、江戸時代の髪型で着物姿の女性たちが登場し、観光客をはじめ訪れた人を魅了しました。
江戸時代、女性たちがおしゃれと、身分や年齢を表す手段として結い上げていた「古典日本髪」。
松江城天守前には、着物姿で、自分の髪を様々な形に結い上げた女性モデルたちが登場しました。
このイベントは「古典日本髪」を継承、発展させようと市民らが作った団体が企画したもので今回で5回目で、結髪師と呼ばれる日本髪を結う専門職が全国各地から集結しました。
こちらは「つぶし島田」と言う髪型。
「この髪は、18、19歳までの結婚前の娘が結ったもので、明治初期まで若い娘に親しまれた髪型です」
13日のイベントでは、町民や花嫁、また、花魁や遊女など、江戸文化を象徴する様々な女性の髪型が再現されました。
見物した人は
「とてもきれいで、いいものだと思いました」
「娘も七五三を控えてて、すごく今、興味津々で見てたので、きょう見れて良かったです」
集まった観光客らは、写真を撮影するなど、松江城ならではのイベントを楽しんでいました。
古典日本髪・出雲髪結びの会 石原美和 代表
「こうやって、世界中の方に日本の美・伝統の技術の素晴らしさが伝わっていくといいなと思っています」