「5年間、ずっと一人で部屋にこもっていた」

首都・ビシュケクに、竹内さんの支援に救われた男性がいました。

(キルギスの首都・ビシュケク在住 クダショフ・アフタンディルさん【画像④】)
「21歳の時に失明してから5年もの間、1人で部屋に籠っていた。でもその後、ビシュケクにある『視覚障害者のための訓練学校』の存在を知って、そこで同じように目の見えない仲間たちと一緒に立ち直れました」

【画像④】

ビシュケクの診療所で働く、アフタンディルさんです。今は赤ちゃんへのマッサージで生計を立てています【画像⑤】。

失明後、ずっと家に引き籠っていましたが、立ち直ってからは医療大学にも進学し、マッサージの技術を身につけることができました。

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(アフタンディルさん)
「それまでは、何をするにも両親の支援が必要だった。それが今では1人でも生活が出来、仕事も得ることが出来た。全てはリハビリセンターのお陰です」

日本からの善意でできた「リハビリセンター」とは

アフタンディルさんが通った「視覚障害者リハビリセンター」。竹内さんが支援をしてきた訓練学校です【画像⑥】。

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「目の見えない人たちが、自立した生活が出来るように」と、点字やパソコンなどを教えています【画像⑦】。

竹内さんはこれまで、この学校を作るために、講演で自らの書籍を販売。また多くの善意の支援を集めるなどして、1500万円もの寄付をしてきました。

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竹内さんは5年前、モンゴルにも盲学校を作っています【画像⑧】。目の見えない留学生との出会いがきっかけでした。多くの視覚障害者がマッサージを覚え、自立を果たしています。

【画像⑧】