工場は廃墟と化した 職場がなくなる中で

200人もの視覚障害者が、自動車の部品を作っていた工場です。今は廃墟と化しています【画像⑮⑯】。

現在のキルギスにおける視覚障害者の就労率は、僅か2%。働き口を失ってしまった多くの視覚障害者は、家に引きこもるしかなくなってしまったのです。

【画像⑮】
【画像⑯】

竹内さんが支援してきたのは、そんな視覚障害者たちが再び社会に出るための訓練学校です。この年の5月、その学校が新たにオープンしました。

(エリヌーラ代表)
「竹内さん、竹内さん、こんにちは~」

【画像⑰】

実は、竹内さんがキルギスを訪れるのはこの時が初めて。みな、支援を続けてくれた竹内さんが来るのを心待ちにしていました。

(あいさつ)
「このリハビリセンターは、竹内昌彦さんの支援のお陰で開校した。竹内さん、松田さんには本当に感謝しています」

(竹内昌彦さん)
「『日本人の盲人で1人くらいは、海外の視覚障害者を応援できる人がいてもいい』と思いました。助け合って、素晴らしい人生を作って頂けると嬉しいです。皆さんのより一層の幸せを願っております」

【画像⑱】
【画像⑲】