命と心を守る「日常備蓄品」リスト

災害時の厳しい状況下で、私たちの体と心を守るためには、どのようなものを備えておけば良いのでしょうか。吉本さんに管理栄養士の視点からまとめてもらいました。

①野菜ジュース・・・「手軽にビタミンやミネラルを補給でき、栄養バランスの偏りを防ぎます 。水分補給にもなり、食欲がない時でも飲みやすいのが利点。」

②肉や魚・果物の缶詰・・・「長期保存が可能で、調理不要でそのまま食べられます 。不足しがちなたんぱく質やビタミン、エネルギーを手軽に補給できます 。」

③チーズ・プロテインバー・・・「たんぱく質やカルシウムなどを効率よく摂取できます 。特にプロテインバーは甘みもあり、食事の楽しみや満足感にもつながります 。」

④お菓子(ビスケット、キャラメルなど) 災害という非日常のストレス下では、普段食べ慣れないものを食べること自体がさらなるストレスになる可能性があります 。ビスケットのように空腹を満たせるものや、ミルクキャラメルのように小さくても高カロリーで心を癒してくれるお菓子は、防災バッグの隙間にも入れやすく、いざという時に心強い味方になります 。

このほか、食品ではありませんが、洗って使えるタイプのペーパータオル、使い捨て方式のビデ、水を使わずに歯をみがける液体歯ミガキなども有効です。新しい技術で役に立つ商品が年々増えています。家の防災バッグをチェックして、更新してみましょう。