ANAのグループ会社である「ANAウイングス」で、事故につながりかねない安全上のトラブルが相次いでいるとして、国土交通省が厳重注意の行政指導を行いました。

「ANAウイングス」をめぐっては、今月20日、新千歳空港から稚内空港へ向かう便で、着陸する前に滑走路の状況を確認することを忘れ、滑走路上に鳥を追い払う作業車がいたにもかかわらず着陸をする、重大インシデントがありました。

国交省は、ANAウイングスが去年4月から今年8月にかけて、事故につながりかねない安全上のトラブルを相次いで起こしているとして、きょう、厳重注意の行政指導を行いました。

これを受け、ANAウイングスは「全社で取り組むべき深刻な課題」として、来月中に再発防止策を国に報告するとしています。