今月、台風12号で被災した南さつま市ではきょう29日も復旧作業が行われました。

(記者)「南さつま市では、地元の鳳凰高校の生徒たちが水害で出た被災ゴミの分別作業をおこなっています」

南さつま市ではきのう28日までに住宅の半壊66棟、一部破損1棟、床上浸水90棟、床下浸水29棟のあわせて186棟の被害が確認されています。

市内に設けられた仮のごみ置き場には水につかるなどして使えなくなった「災害ごみ」が持ち込まれていて、鳳凰高校の3年生およそ50人が分別作業に汗を流していました。

(鳳凰高校3年)「南さつま市の一人として尽力を注げていけたらと思います」

(鳳凰高校3年)「地元が被災してショックだったけど、こうやってボランティアとして参加できて地域に貢献できてうれしいです。」

なお、南さつま市には避難所の設置費用などを国と県が負担する災害救助法が今月21日付けで適用されました。台風12号に伴う鹿児島県全体の被害金額は薩摩地方を中心に5億6000万円に上っています。