DVや貧困など様々な事情で困窮するシングルマザーが暮らすシェアハウスが福岡県内にあります。
そこに身を寄せるのは母親だけではありません。
親から虐待を受けるなどして居場所をなくした子供たちも緊急の避難場所として暮らしています。
子供たちのSOSと、その声に耳を傾ける大人たちの思いを取材しました。
親の虐待から逃れてきた大学生(19)
親の虐待から逃れてきた19歳の大学生。
彼女は高校生の時、母親から繰り返し虐待を受けてきました。

母親から虐待を受けてきた大学生(19)
「洗濯物をたたくプラスチック製のもので叩かれたりドライヤーのコードで首をぎゅっと絞められるようなことがあって」
警察に保護され行政のシェルターに入るも保護期間はたったの3週間、その後親族や知人の家で過ごすなどしましたが行き場を失い、この日初めて、福岡県のシェアハウスにやってきました。
母親から虐待を受けてきた大学生(19)
「シェアハウスはめちゃくちゃきれい。あったかいなーって思いました」
シングルマザーのシェアハウス

このシェアハウスは、NPO法人「ぎんともも」が運営する施設で、様々な家庭の事情で追い詰められたシングルマザーを次のステップに進むまでの間一時的に保護します。

それぞれの部屋には、布団や家具、キッチンなどが備えられているほか、入居者全員が利用できる食堂もあり、スタッフが毎日食事を作っています。
 
   
   
  













