■“プチプチ” も再現!なぜ「ガラスに見えない作品」を作り続ける??


本格的にガラスを始めて約1年半。代表作の「ささやか」は、ひとつひとつの型に熱したガラスを流し込むことで、まるで「水が入った袋」のように作り上げています。


こちらは「プチプチ」とも呼ばれている「緩衝材」をモチーフにした作品ですが…もちろんガラス製、なのでつぶすことはできません。
身近なものを「見立る」ことが、板野作品の大きな特徴です。

(板野尚美さん)
「触ってくれて、『これガラスなのか』と、なんかすごく不思議がってくれて、それが思惑通りというか」
「みんなが思っていたイメージと変えるとか、こんなことができるんだとか。そういうのが『見立てるの面白さ』なのかなと」

板野さんと同じく、ガラスを専攻する鈴木菜月さん。切磋琢磨してきた友人です。

(板野さん)
「友人と会話をしていたときとかに、ポロっとネタが生まれたりとか、『この人頑張っているから私もやらなきゃ』という、いいエネルギーをもらっています」