防犯カメラ設置数は他国より少ない?
防犯カメラは世界にどのくらい設置されているのか。イギリスの調査会社Comparitechの調査によりますと、人口から計算したデータの1000人あたりのカメラ台数が最も多いところは上海で494.25台。日本では東京首都圏で人口1000人あたり1.35台、近畿大都市圏で1.15台で、世界的に見ると少ない状況です。
そんな防犯カメラは警察の捜査にも大きく影響を与えています。
2025年版の警察白書によりますと、検挙件数のうち防犯カメラ画像などで容疑者を特定した割合が年々増加していて、2016年は4.6%だったのに対して2024年は17.6%にまで上昇しています。
今回の神戸女性刺殺事件でも、街中に設置される防犯カメラ映像から犯人の足取りを追う「リレー捜査」が行われ、事件発生から2日で逮捕することができた要因の1つとなっています。















