語り部が記憶を紡いでいくが最後の抑留体験者が今年1月に亡くなる

 舞鶴市は、シベリア抑留者などを戦後13年間、迎え入れ続けた歴史があります。記念館では20年ほど前から語り部を育てる講座を開いていて、現在、中学生から87歳まで100人を超える語り部が在籍しています。

 (語り部)「横に寝ている方は体調を崩してしまって亡くなられる方。それを見届けている方がすぐ隣にいます」
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(高校生の語り部)「体験者の話を聞ける時代に生まれてきたので、10年後も20年後も正確な情報を伝えていくようにしたい」

 1988年の開館以来、シベリア抑留の体験者も自ら語ってきましたが、今年1月、戦後80年を前に最後の体験者が亡くなりました。