三重県鳥羽市浦村町。先月、カキの養殖いかだが流される被害が。
先月30日、ロシアのカムチャツカ半島沖で発生した地震で、鳥羽市では最大40センチの津波を観測。この影響で浦村地区、約2000台のカキの養殖いかだのうち372台が流されたり、海底といかだをつなぐロープが絡まったりする被害が出ました。
このため、漁業関係者らは復旧作業を懸命に行ってきました。

中でも湾の奥に設置していたいかだの被害が深刻だったと聞き、きょう行ってみると…
復旧作業が進み、いかだが元に並べられていました。
これらのいかだでは、主に来年の出荷に向け秋からかきを仕込む予定でした。
(浦村シーファーム 浅尾大輔さん)
「共同作業の復興が終わっただけで、個人のやるべきことは数多くある」


鳥羽市はこれまで2011年の東日本大震災や、2022年のトンガの海底火山大規模噴火で発生した津波で、養殖いかだが大きな被害を受けました。
そして今回は、不幸中の幸い…ことしのシーズンに向けての被害は、最低限にとどまったと言います。
