長男の死を経て...生き方が変わった
長男の死を境に、竹内さんは、生き方が変わったといいます。そして、今の講演活動にも繋がる、ある気持ちが生まれました。
(竹内昌彦さん)
「元気で大きくなればいいと、子供は。自分は別に、例えばお金を貯めてもなんになりゃという」

「同じような思いをしている人たちが大勢おるって、そういう人たちの苦しみを、経験者として、少しでも和らげてやれることはないか、ということを考えるようになったいうことですよね」

「子どもたちをまず優しい心の人間に育てよう そうすれば…」
竹内さんは思いを、子育てをする母親に伝えています。
(竹内昌彦さん)
「人生ってね、皆さん順調にいった?大体思うようにいかんですよ。言うたって。でも、そのときどうやって生きていくかです」

「子供たちだってね、思うようにいかんですよ。だから子供たちをね、まず優しい心の人間に育てよう。優しい人の周囲には人が集まってきて幸せになれるから」
(保護者)
「『生きる力』『逆境に負けない力』は、本人の資質とか努力もきっとあるとは思うんですけれども、やっぱり『親や周りの人たちの力が大きいな』と思って」
「自分たちにできることもきっとたくさんあるな、って思いました」
幼い息子が竹内さんに残してくれたもの。今は言葉となって、多くの人を勇気づけています。

そんな竹内さんの半生を映画にしようという動きが出て来ました。
【第8話】「自殺しようとした人が、生きてて良かったと思えるように」に続きます。
【第1話】「自殺するな 逃げてもいいから 死なずに待て」
【第2話】「これまで3回死にたいと...でも生きててよかった」
【第3話】「いじめで死ぬくらいなら...大騒ぎして周りに訴えろ」
【第4話】「こんな子が生まれたことが不幸...踏切へ何度も行った」
【第5話】「人生は思うように行かない...でもそこで全力を尽くせ」
【第6話】「元気な体をもろたくせに、簡単に首を吊るやつが許せん」
※竹内昌彦さんが理事長を務める、手術さえすれば目が治る子どもたちを支援する「ヒカリカナタ基金」はこちらです。https://www.hikarikanata.com/