青森県むつ市は銀行や大学などと連携し、若い労働力の定着に向けて新しい事業の成長・育成や、雇用の創出を一体的に推進する協定を結びました。

26日は、むつ市や商工会議所、青森みちのく銀行、それに青森大学のトップが集まり、青森市で協定締結式が行われました。

人口減少などを背景に産業基盤の縮小が加速し、自治体単独での雇用の創出などが難しくなっているとして、4者が連携協定を結びました。

それぞれが持つ強みを生かしながら、むつの地域の特性や、若者が魅力を感じる分野をターゲットにして、新規事業や雇用の創出を図るとしています。

むつ市 山本知也 市長
「(学生を)留めたいという思いが非常にあります。地域の企業だけで、というのは非常に難しいと認識しておりますので、連携しながら情報を合わせた形で、これからも雇用の創出に市としては取り組んでまいりたい」

むつ市は、連携による成果の発表を早ければ今年度内に行いたいとしています。

むつ市が、協定を結び、いわゆる“産学官金”で連携するのは今回が初めてです。