冬の観賞用の鉢花として人気が高い「シクラメン」が咲きそろい、青森県五所川原市の栽培施設では出荷作業が始まりました。

赤や白、紫など色鮮やかに花を咲かせるのは冬の鑑賞用鉢花として人気が高い「シクラメン」です。

五所川原市水野尾地区で花の栽培を行う「悠久の郷」では、今シーズン6棟のガラス温室で30品種・3万5000鉢のシクラメンを栽培しています。

こちらは、気品と美しさに加え、フリルのついた縁が女王の王冠を思わせることから「ビクトリア」と名付けられました。

最近では、フェアリーピコのような八重咲で可愛いらしいシクラメンが人気を集めています。

シクラメンの栽培は、2024年11月下旬に種をまいてから花を咲かせるまで約1年間かけて作業が行われますが、年々夏場の暑さが厳しくなっていて、栽培も難しくなっています。

悠久の郷 宮崎悠 代表
「夏が暑かったわりに発色や葉の枚数、根張りが良かった。これからいろんな生産者が作ったシクラメンが並ぶので、気に入った物を見つけてほしい」

10月初めに始まったシクラメンの出荷は、おもに関東方面を中心に11月下旬まで続き、クリスマスや年末年始の贈答用鉢花として販売されます。