自民党は参議院選挙の敗北を受けた総括を今週29日に取りまとめ、来月2日に「両院議員総会」を開いて公表する方針を固めました。

参院選敗北をめぐり、自民党は「総括委員会」を立ち上げ敗因の検証などをおこなっていますが、森山幹事長は会見で“できれば今週29日にも報告書をお示ししたい”とあきらかにしました。

来月2日に「両院議員総会」を開催し、公表する予定だということです。

これに先立ち、自民・公明両党の幹部がけさ会談し、参院選の公約に掲げた現金給付の制度設計などについて意見を交わしました。

自民党 坂本哲志国対委員長
「(現金給付について)公明党さんの方から、『野党に賛成してもらうために、どうすれば良いかということも考えなければならない』と」

出席した自民党の坂本国会対策委員長によりますと、公明側の求めに対し、自民側は「政治を停滞させるわけにはいかないので責任をもち、政治を動かしたい」と応じたということです。