そんな県外からも人気を集める遠野のホップ、ビール。

岩手県は2024年、ビールの原料であるホップのシェアが45.6%と全国トップでした。

その中でも国内有数の生産地が遠野市で、GOODHOPSも17アールの畑を持ち、そこで栽培管理したホップを原料に使用しています。

また新品種ホップの開発や加工技術の研究を行っていて、ビールの香りや苦味の要となる粒「ルプリン」だけを抽出する独自の技術も開発しました。

しかし…

(田村淳一さん)
「今、日本産ホップがすごく衰退していて、このままいくと無くなってしまうかもしれない」

国産ホップの生産は半世紀ほど前にピークを迎え、その後は減少が続いています。2014年からの10年間でも265トンから123トンとおよそ半数にまで減っていて、国内有数産地の遠野でもその生産量はピーク時の6分の1にまで減少しました。