夏休みが終わり、25日から青森県内の多くの小中学校で授業がスタートしました。一方、長い休みが明けるこの時期心身の不調を訴える児童生徒が増えることから青森市では新たな取り組みを始めました。
「おはようございます。」
学校には、およそ1か月ぶりに子どもたちの元気なあいさつが響きました。
※児童
「一番の思い出はねぶたです。モスバーガーのねぶたを見て食べたくなりました。」
「いとこと魚釣りに行くのが楽しかったです。ハゼの大きいのがつれて重かった。」

楽しい夏休みを過ごした子どもたちは、次の目標に向かって決意を新たにしていました。
※児童
「自転車です。補助輪をとって乗ることです。」
「自分の名前以外の漢字を学びたいです。大学6年生まで学びます」
一方、長い休みが明けたこの時期心や体の不調を訴える児童生徒が増えることから青森市の教育委員会では、「ゆるやかスタート・ウィーク」と題した新たな取り組みをことしから始めました。

※市川麻耶キャスター
「ゆるやかスタート・ウィークでは児童に人気の給食メニューが提供されます。きょうは夏野菜カレーです。」
※児童
「人気メニューでおいしい。給食の時間が楽しみになる。」
「ナスがきらいだけどカレーに入っていればおいしいです。」
また、この取り組みでは、市内すべての小中学校で、25日から5日間、原則授業は午前中のみとし、給食を食べた後は下校します。午後は、支援が必要な児童・生徒の教育相談などにあてるということです。
※教員の棟方優貴さん
「心と体の準備期間としてはとてもいい取り組み。給食は子どもたちが楽しみなもののひとつなので、そういった取り組みがあることで子どもたちが安心して楽しく学校に来られる要素のひとつになるのではないか。」
青森市の教育委員会はこの取り組みを行うことで、教職員も定時退勤とし負担を減らしたいとしています。