大分市に住む80代の女性が、息子を名乗る男から「裁判になるかもしれない。金を貸してほしい」などという電話を受け、現金510万円をだまし取られる被害にあいました。
警察によりますと、23日午前、女性の自宅に息子を名乗る男から電話があり、「株で儲けたが税金を納めておらず、裁判になるかもしれない。手持ちの金がないので貸してほしい」などと話しました。
息子と声が似ていたことから女性は話を信用し、現金510万円を用意しました。午後になって自宅の近くに現れた弁護士事務所の職員を名乗る男に現金を手渡し、だまし取られました。
息子を名乗る男は「その日、家に戻る」と話していましたが、姿を見せることはありませんでした。その後、女性が親族に相談し、詐欺だと指摘されたということです。
警察は、女性の自宅付近の防犯カメラを解析するなどして、現金を受け取った男の行方を捜査しています。














