石破総理の進退は…
今回、石破総理は続投理由について日米関税交渉など国政の停滞を招かないよう、比較第一党の責任を果たすためと選挙翌日に総裁会見で語りました。
ですが、7月23日にはトランプ大統領がSNSで関税率15%で合意したと発表。同日、退陣の見通しという一報も報じられましたが、歴代総理経験者との会談ののち、改めて続投を強調し、退陣報道を否定しました。また、7月28日に行われた両院議員懇談会は予定された2時間を超えて4時間半に及び、参院選での大敗を陳謝しましたが、続投には理解を求めました。
また、8月8日に開催された両院議員総会でも「謙虚に真摯に耳を傾けたい」と重ねて続投に理解を求めましたが、総裁選の前倒し実施の要求が相次ぎ、総裁選管理委員会に臨時総裁選の開催の検討を求める決定がなされました。
前述しましたが、2007年の参院選大敗後、当時の安倍総理に辞任を求めたのは石破総理自身でした。
今回は、宇野総理、橋本総理のときのように選挙の翌日の辞任はありませんでしたが、第一次安倍内閣のように、ある日突然の辞任となるのか、それとも日米関税交渉をまとめあげたように、内外に山積する諸問題を野党とも協力し解決していけるのか、選挙後の政治の動きにも注目していきたいですね。














