「殺されるかもしれないどうにでもなれと」

輪島市出身の田浦良弘さん、98歳。
現在は、白山市内の老人ホームで暮らしています。
田浦さんは84年前の1941年、14歳で満州の開拓と警備を担う満蒙開拓青少年義勇軍に志願し海を渡りました。
ソ連が満州に侵攻した終戦間際の8月9日、田浦さんはソ連軍に鉄砲を突き付けられ、貨物列車に乗せられます。
「トウキョウ、ダモイ。と言われた。中には通訳みたいな人がいた、何するにも都合が悪いから。東京へ行くから汽車に乗れ。と言っていると。押し詰めて乗っているからやっと足を伸ばして寝れるくらいだった。」