拉致の可能性を否定できない「特定失踪者」のうち、白山市の安達俊之さんを含む12人について、国連の作業部会が北朝鮮に対して安否確認を求めるリストに追加したことが分かりました。関係者からは、早期解決への願いとともに、政府に対し拉致認定を求める声が上がりました。
白山市内で行方不明 安達俊之さんが新たにリストに追加

国連人権理事会の「強制的失踪作業部会」は2025年2月、横田めぐみさんをはじめとする政府認定の拉致被害者や特定失踪者らおよそ40人のリストを北朝鮮側に送り、安否確認を求めていました。
このリストには1963年、志賀町の沖合で行方が分からなくなった寺越昭二さんと弟の外雄さん、おいの武志さんの3人は含まれていましたが、1981年、現在の白山市内で行方が分からなくなった安達俊之さんは含まれていませんでした。

特定失踪者問題調査会はおととい、国連側から安達さんを含む特定失踪者12人を新たにリストに追加すると、11月6日付で連絡があったことを明らかにしました。
日本政府が拉致と認定していない特定失踪者についても、国連側が実名を挙げて北朝鮮にいる可能性を指摘した形で、関係者も期待を寄せます。














