交流している間は気がまぎれますが、ホームシックになっている生徒もいたようです。

(鹿児島実業高校3年 有木倖七さん)「夢を見た。お母さんたちが出てきて悲しくなった。寝付くのに時間がかかった」

れいめい高校2年の坂下綸さん。将来は発展途上国で働くことを夢見ていますが、人見知りな性格で交流の輪に入れずにいました。さらに、パクチーなどを使うベトナム料理が少し苦手なようです。
(れいめい高校2年 坂下綸さん)「きのうから食べられていない。大丈夫、我慢します」

皇徳寺中学3年の逆瀬川ひかりさん。ホストマザーと晩御飯の支度に取り掛かります。
(皇徳寺中学校3年 逆瀬川ひかりさん)「(言葉は)分からないけれど、流れでもう分かる。たぶん今は焼くという意味」

作っているのは揚げ春巻き。相手を理解しようと思う心が互いの距離を縮めます。

取材を続ける私も現地の子どもたちと仲良くなり、果物の王様と呼ばれる「ドリアン」を食べるよう促されます。
鼻をつく独特な香りで私の舌には合いませんでした。