RKB毎日放送(本社・福岡市)で平日夕方に放送しているテレビ番組『タダイマ!』で8月15日、「終戦の日に思うこと」というテーマで視聴者からのメッセージを募集したところ、平和を願う多数の声が寄せられました。

そのうち25人のメッセージを紹介します(明らかな誤記は修正し、句読点やカギカッコを適宜補足しています)。

黙とうを捧げた人たち

みかちゃん(60代)
私は、亡くなった祖母にお礼が言いたいです。祖母のひと言で「高校野球のお兄ちゃんも並んで目をつむって祈っているから、一緒にやろう」と言われて、8月15日にはテレビの前で祈っています。

さっちゃん(60代)
毎年、正午には黙とうしています。子供の頃から母に言われていたし、当たり前だと思う。実家が長崎、本家がお寺だが、やはり、あの時代、自決されたご先祖様がいます。今の私達は、恵まれている事に、改めて感謝です。夜は地元では[15日は戦没者さんの追悼 盆踊り]が毎年あってます。もちろん踊ります。

いつもスマイル(50代)
先程、黙とうをしました。子供の頃よりそして大人になった今でも、なぜ戦争をしたのか、なぜそこまでになってしまったのか?
どんなに学んでも分かりません。被害者も加害者もどちらも辛いと思います。言葉には出しませんが、訴えたい思いは国に対してあります。

感謝感激雨あられ(75歳)
戦争が終わって80年経った今でも、世界では未だに終わらぬ戦争が行われていることに苛立ちと怒りさえ覚えます。幼い子供たち未来ある子どもたちの幸せさえも簡単に奪う、それが人間にすることでしょうか。
『戦争を知らない子供たち』という歌もありましたが、身勝手な国があるのも許せません。肉親を奪われた方々の悲しみは一言で戦争反対と言った所で終わるものではないとおもいます。勿論私も戦争は知りません。でも犠牲になられた方々の上に私達が幸せに暮らせているのも確かではないでしょうか。
特に広島や長崎。今私は長崎の別荘に遊びにきております。今終戦記念となった12時に孫達と一分間黙とうしました。年に1度必ず長崎に帰るので手をあわせることしかできませんが、後世に繋いで行ける幸せを1人ひとりが自覚していくことが、今の私達にできることなのではないでしょうか。そのことを1日もわすれずにいたいものです。

「火垂るの墓」と「はだしのゲン」

へいわ(40歳)
戦争を知らない世代ですが、私が小学生の頃、学校で平和学習があり、毎回戦争のアニメ、マンガ(はだしのゲン、火垂るの墓)や戦争の映像を見て育ってきました。終戦の日に思うことは、今のこの平和な日常を大切にし、先祖に感謝したいと思います。

ほかちゃん(57歳)
我が家では、広島長崎の記念式典には親子でテレビの前で黙とうをしています。我が子を持ち思った事のひとつに、今の小学校中学校では全くと言って良い程平和授業がありません。これは今後を考えると大事な問題です。あまりの無さにこれでは駄目だと思い、我が家ではいつも戦争や平和についていつも子どもと話をしています。
もっと学校ですべきですし、原爆資料館の展示物の内容がグロテスクではないものになってきてるそうで、これでは戦争原爆がどれだけ危険な事が伝わりません。わたしの時代は昼の授業時間に、みんな児童生徒が体育館に集まり、「はだしのゲン」や戦争映画の実写版等をみて、今でも鮮明に頭に残っています。こういう体験は必要です。若い世代にいま教えておかないと今後の平和があやういです。

桜桃さん(51歳)
ご先祖様の納骨堂へお参りに行っていたら、黙祷のサイレンが鳴り黙祷致しました。父が小学生の頃、終戦したと、長崎のきのこ雲を父は天満宮様の木に登り見たと聞いています。「あの大きな、きのこは、なんだろう」と、見た後に大牟田まで、真っ黒い雨が、ふったと聞いています。
スタジオジブリの「火垂るの墓」を見た時は、物凄くショックを受けました。その頃に生まれていたらと、ゾッとしました。この世の中、食べ物が、あふれ、料理も、出来ない人もいます。この様な生活をしていてもし、戦争になったら…。現在、お米の値上がりでも、大変な事になっているのに、戦争になったらどうなるんだろうと心配になります。