お茶を勧め合う心でやわらぎのつながり

ただね、私長々戦争の話ばかりしているけど戦争の好きな男やない。もうほんとうに私は、利休が織田信長・秀吉に、「戦争ばかりじゃいけない、戦はいけない、隣国とも仲良くしないといけない、そのためにお茶を勧め合う心でやわらぎのつながりをもっていかないといけない。」朝鮮征伐はとんでもないことやと諌言した。それで利休は不興を買って切腹を命じられた。

利休の精神は和(わ)、敬(けい)、清(せい)、静(じゃく)。和はなごみです。平和平和と旗立てて口きいて平和なら、どこに平和があります?口で言うても平和は来ないよ。その勇気はいまの日本にはない。アメリカ一辺倒。日本は独立国家としてもっと諸外国と大きなつながりをもたないとだめですよ。こんな状態で、日本が本当に国体を維持できるのか。

自衛隊だってあれは軍隊ではない。どうやって国を守れる?軍人じゃないんですよ。自衛隊は軍人じゃないですよ。見てみなさい、日本は弾を持っていても撃てやしない。私たちはほんとうに撃ってきた。アメリカと空中戦をした。もっと国を守る気持ちを国民が持たないと、よその国に旗を立てられる。