甲子園で行われている夏の全国高校野球。初戦で市立船橋に快勝した大分県代表の明豊が15日第3試合で佐賀北と対戦し、6ー1で勝って3回戦進出を決めました。

九州対決となった第3試合。明豊先発のマウンドには1回戦で2番手として登板した右の速球派・大浦(3年)が上がります。大浦は140キロ台の直球を中心にした組み立てで、立ち上がりは相手打線に的を絞らせません。

しかし3回裏、ヒットとフォアボールでピンチを招くと、明豊ベンチがすかさず動き、サウスポーの大堀(3年)を投入。ワンアウト満塁の場面で、続く打者をセカンドゴロのダブルプレーに仕留め、無失点で切り抜けます。

明豊は5回表。4番加納(3年)がチーム初ヒットで出塁すると、ワンアウト満塁とチャンスを広げて、バッターは8番辻田(3年)。打球はセンターの頭上を越える走者一掃のタイムリーツーベース。明豊が一気に3点を先制します。

このあと5回裏に佐賀北が1点を返した直後、突然降り始めた強い雨のため、試合はおよそ1時間の中断しました。

再開後の6回表。明豊はワンアウト2塁から4番加納の内野安打に相手のミスが重なり、貴重な4点目を追加します。

試合は6回途中からリリーフしたエース・寺本(3年)が佐賀北の反撃を封じ、6ー1で明豊が勝利。3年ぶりの3回戦進出を果たしました。

明豊は、東海大熊本星翔と県岐阜商の勝者と17日第4試合でベスト8進出をかけて対戦します。