日田市大山町にある旅館「奥日田温泉うめひびき」。この時期の集客につなげようと、初めて地元特産品の魅力をいかした特別宿泊プランを企画しました。

総支配人 井下普喜さん:
「大山町は昔から梅の産地として知られており、食欲が高まったりとか疲労回復につながったりいたしますので、夏バテせず楽しんで乗り切っていただきたい」
このプランの宿泊者は夕食時、梅を使ったジュースやお酒が飲み放題になるほか、館内にあるバーでは大山町産の鶯宿梅を使った梅酒カクテルを無料で1杯楽しめます。また、特典の一つとして旅館に併設されている梅酒蔵おおやまで梅酒作りを体験できます。

梅酒蔵おおやま 美野尊久さん:
「ベースになるお酒を選んでもらい、お客様専用の梅酒を作っていただくような形になります」
ベースはホワイトリカーとフルーティーなブドウのブランデーの2種類から選びます。梅を洗ってへたをとり、氷砂糖とブランデーを入れたら完成です。このほか、大山町産の南香梅のペーストをかけた梅ソフトも味わえます。

総支配人 井下普喜さん:
「日田の暑さは日本有数ですので、なかなか足が遠のきがちかもしれません。だからこそこの暑さの中で梅の力で楽しんでいただきたいなと思っております」
様々なニーズにこたえる多種多様な宿泊施設は、今後も広がりをみせそうです。