「大好きだった」その言葉を残して戦争へ

(林さん・100歳)
「向かいの家の“まぁちゃん”という男の子。兵隊に送り出す時、汽車に乗る前に、そばにすっと来て、『大好きだった』それだけ言ってくれた。それでもピンとこない。『あぁそう』って言っておしまい。いってらっしゃい」

その彼は、戦地から戻ることはありませんでした。

Q.今の20歳に伝えたいことは?

(林さん・100歳)
「自分で一銭でも、もうけることを考えなあかん。20歳で決めてから何十年、美容師ばっかやで。それを続けて今では3代目がやっとるでね。偉そうに言うけど本当に、そうやって進んできた。自分は満足で100歳までこられた」

(川口さん・100歳)
「とにかく、かわいがってもらうこと。それが大事だと言いたい。『ありがとう』は大きな声で言ったもんです」

(小林さん・100歳)
「社会でいろんなことがあるけど、ビシッと自分の考え方を持つこと。僕は鉄砲撃ったりはしなかったが、死ぬことがなんか憧れのように洗脳されとったな。ああいう境遇に入ったら、そういう気持ちに洗脳される。特攻隊に行ったのは、そういう感じ。『人間』であるっていうこと。その根性を持たないといけない」

CBCテレビ「チャント!」2025年8月15日放送より