「『ごめ~ん』って言ってもう一回入ってもらいました」
番組では、「時効警察」シリーズでの共演をはじめオダギリと公私にわたり20年来の付き合いがある“盟友”麻生久美子がVTRでコメントを寄せた。
オダギリについて「何でもできる人です。何でもできるけど、あんまりしない人」と評した麻生。オダギリにこれだけは言いたいという“クレーム”も飛び出した。
それは、オダギリが演出・脚本・編集を手掛けた2021年のNHKドラマ「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」製作時のエピソード。麻生曰く、「最初お話をいただいて『やりたい』と思って、普通に進むものだと思っていたら、ある時呼び出されて」「だんだん嫌な予感がしてきて…『私のこと降ろそうと思ってる?』って聞いたら『いやぁ、ちょっと今回は麻生さんに降りてもらおうかなと』って(笑)」。一度決まった出演が白紙になるという衝撃の事件が舞台裏で起こっていたという。
もちろんこれも、今では笑い話。オダギリは「麻生さんは天才なんですよ。自分が勝負だと思っていた“オリバーな犬”には絶対に麻生さんが必要だったんです。麻生さんに当て書きして(脚本も)書いたんですけど、ふと、あれ、でもこれ『時効警察っぽくないか?』と思って」と事件の真相を語りつつも「でもやっぱり麻生さんしかこの役を演じられないんですよね。『ごめ~ん』って言ってもう一回入ってもらいました」と笑顔で打ち明けた。
そんな大技も、オダギリの作品への深い愛情とこだわり、チャーミングなキャラクターがなせるわざ。麻生との信頼関係まで感じられるエピソードに、視聴者からも「やっぱりこの2人、最高のコンビ」「お互いについて語るオダギリジョーと麻生久美子のトークずっと聞いていたい」の声が上がった。