新トレンド「圧倒的コスパ」PB化粧品
企業側が試供品として配っているのは「新商品」なので、そこから次のトレンドも見えてきます。
イベントに参加していた業界紙の編集長が目を付けた商品は…?

『ダイヤモンド・ドラッグストア』編集長・小木田泰弘さん:
「プライベートブランドの商品。特徴のある【PB商品】がドンドン出てきている」

小木田編集長が注目する1つは、『スギ薬局』が独自に開発した高性能基礎化粧品「DRIP TUNE(ドリップチューン)」。
特徴は玄米麹発酵液という独自成分で、少量でもよく伸び、むっちり肌になるといいます。

小木田さん:
「“圧倒的なコスパ”。同等のナショナルブランドの商品だと、おそらく2倍以上の価格になる」

化粧水は1628円(150ml)、乳液は1738円(120g)と“宣伝費を抑える”ことで低価格を実現しているとのこと。
さらに『マツキヨ・ココカラファイン』のブースでは、並んでいる全てがPB商品。中でも注目なのは、男性用化粧品シリーズ「KNOWLEDGE(ナレッジ)」。

小木田さん:
「これまでの男性用化粧品はシェービングやヘアケアがメイン。“ナショナルブランドメーカーが手の届いていない”、より“美容感度の高い男性向け”にPB商品を投入した」

業界最大手のマツキヨが男性用化粧品に力をいれることで、他のドラッグストアやメーカーも後に続く可能性が高いといいます。
お粥にシャンプー「漢方」人気増
そして、小木田編集長が注目しているジャンルがもう一つ。
『ダイヤモンド・ドラッグストア』編集長・小木田さん:
「大きく伸びていくのが【漢方薬】。女性特有の冷えとか、雨が降ったら体調が悪くなるような、そういったところに効くような漢方の売上げが伸びている」

会場には従来の漢方商品だけでなく、効能別にブレンドされた漢方茶やレトルトタイプのお粥などの食品に加え、保湿成分をもつ11種類の漢方を配合したシャンプーまで展示されていました。

「更年期世代なのでちょうど良い商品がすごくあった。サンプルをもらって使ってみて、本当に良い物が発見できたら買って使い続ける」(49歳女性)
今や生活に欠かせないドラッグストア。新たなトレンドとともにもっと便利になっていくかもしれません。
(THE TIME,2025年8月14日放送より)