「値段が落ち着いてから」新米入荷を見送るスーパーも…

例年以上の価格となっている2025年の新米。東京・板橋区にあるスーパー「マルヤス 高島平店」では…
記者
「備蓄米の取り扱いはありますが、新米は置いていないようです」

売っているのは「備蓄米」と古米の「銘柄米」。今年の「新米」は販売していません。

スーパーマルヤス 松井順子 代表
「新米出たての時期はやはり価格がどうしても高い。当店では少し値段が落ち着いてから毎年仕入れをしている」
今後、新米の流通価格が下がると予想し、入荷のタイミングを見計らっているといいます。

では、いくらだったら新米を購入するのでしょうか。お客さんに聞きました。
30代女性
「今出たてで5000円くらいのもあるけど、3000円…4000円切ってくれたらいいかなって感じ」
70代男性
「3000円台になるんじゃないかとテレビで言っていたけど、3000円ちょっとなら新米買おうかなと。3500円くらいまでかな」
では今後、新米の価格が下がる可能性はあるのでしょうか。

東京大学大学院 鈴木宣弘 特任教授
「今回の新米の高騰の理由は、すでに生産者段階での契約価格が高くなっている。(10月に新米が)どれだけ大量に出てくるか。今年がどれだけ豊作になるか。もう1つは、輸入米がどれだけ入ってくるか。それによっては、3500円くらいのレベルに収れんしてくる可能性もあると思う」