きょう午前鳥海山で登山中に倒れその後死亡したのは、57歳の東京都の男性であることがわかりました。男性には外傷はなく、病死とみられています。



死亡が確認されたのは、東京都の会社員で57歳の新保貴(しんぼ・たかし)さんです。

警察と消防によりますと新保さんは、きょう午前8時40分ごろ、鳥海山で登山中に倒れたもので、別の登山者からから「男性が倒れている。呼吸をしていない」などと通報がありました。

通報者が発見した当初、新保さんは登山道でしゃがみ込み、意識がもうろうとした状態だったということです。

警察と消防が現場に向かい、午前10時20分ごろ、県の消防防災ヘリ「もがみ」で新保さんを救助しましたが、およそ2時間後搬送先の病院で死亡が確認されました。

新保さんに外傷はなく、病死とみられています。



倒れていたのは鳥海山の山頂小屋から南西におよそ650メートル付近で、新保さんは1人で登山をしていたとみられています。警察が登山中の状況などを詳しく調べています。