【ギモン1】刺された後にかゆくならない方法は?

ヤマザキ動物看護大学 長島孝行教授:
まず薬があるかどうかが大事で、あればそれを塗るべきです。
ない場合は「冷やす」ことを徹底してください。
ペットボトルでもいいし缶ジュースでもいいので、そういったものをあてて、とにかく冷やしてあげる。
血管を少し収縮させてあげるとアレルギー反応が起きにくくなります。
掻くのは絶対にやめてください。

【ギモン2】蚊に刺されているときに血が出ないのはどうして?

長島孝行教授:
普通、注射針で刺すと血が若干出ますが、蚊の場合は出ない。
理由の一つは「細い」。蚊の針は注射針の10分の1ぐらいの太さです。
もう一つは、実に「上手に刺す」ので、血管を傷つけない。
結果的に血は出にくくなるということです。

【ギモン3】体の小さい蚊が血をたくさん吸えるのはなぜ?

長島孝行教授:
1.2倍とか1.5倍ぐらいだったら何となくわかるんだけれど、蚊の場合2倍になるんですよ。
自分とほぼ同じ体重の量を吸います。
消化管は人間と同じなんです。胃があって小腸があって、大腸があります。
そこがどうしてそんなに膨れるのか?
それからもう一つは、昆虫って外骨格なので、骨が一番外側にあるんですよね。ということはその骨の部分がどんなふうに膨らむと2倍になるのか。
・・・実はこれ、今研究中です。僕も疑問です。素晴らしい質問です。

恵俊彰:
分からないこともまだあるんですね。

(ひるおび 2025年8月12日放送より)
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<プロフィール>
長島孝行氏
ヤマザキ動物看護大学 動物人間関係学科教授
著書に「蚊が脳梗塞を治す!昆虫能力の脅威」など