皆さんは「蚊」のことをどれくらい理解していますか?
知れば知るほどおもしろく、刺されない対策にもなる「蚊の生態」について、昆虫の研究歴約50年、ヤマザキ動物看護大学の長島孝行教授に学びます。
血を吸いながら“おしっこ”?
日本には蚊が100種類ほどいて、主に血を吸う蚊は20種類。
血を吸うのは産卵をするメスだけです。

『ひるおび』が撮影した、蚊が血を吸う様子。
どんどんお腹が膨らんでいきますが、途中でおしりから液体のようなものが・・・
ヤマザキ動物看護大学 長島孝行教授:
一言で言えば、「おしっこ」のようなもの。
血液って55%が水なんですよ。セミと同じで、水分をたくさん吸うと出ます。
恵俊彰:
血液の必要な部分だけ入れて、いらない水は出すということですね。
蚊の活動はこれからが本番!?
蚊は、15℃から活動を始めます。活動に最適なのは25℃からで、35℃以上になると動きが鈍ってきます。
長島教授によると、今の時期は、昼間は暑すぎるので葉っぱの裏などで休んでいて、気温が比較的低い朝や夜は元気に活動しています。

9月、10月、11月の平均最高気温(東京)を見ると、9月は25℃〜30℃と最も活動に適した温度です。11月になっても15℃以上ある日が多いので、注意が必要です。