縦80㎝、横1.2mほどの穴の中には…

東海地方の戦争遺構を研究している山田富久さん。過去、愛知県豊田市の山中にも戦争末期陸軍が掘った地下壕を発見。

山田さんは、各務原にも陸軍が複数の地下濠を作っていたという情報をもとに調査を進め、この山の奥に地下壕の存在を初めて確認したのです。

斜面に空いた縦80センチ、横1.2メートルほどの穴。

(山田富久さん)
「立っては降りられないくらい急傾斜なので、竹にロープを設置するので登山のように降りてもらう」

傾斜45度ほどの急斜面を、約20メートル降りていくと…

(大石邦彦アンカーマン)
「思った以上に中は広いです。巨大な壕」

広がっていたのは、高さ・幅ともに約3メートルほどの空間。ごつごつとした岩が行く手を阻み自然の洞窟のようですが、山田さんの調査で全長 約400メートル、漢字の「目」のような構造をした地下壕だと分かりました。