これまで西日本が中心に広がっていた、マダニが媒介する感染症「SFTS=重症熱性血小板減少症候群」。今年に入り、北海道や関東など全国に拡大しています。
全国に拡大中 マダニによる感染症 “SFTS” とは?

井上貴博キャスター:
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)とは、SFTSウイルスを保有しているマダニに刺されることにより発症する感染症で、致死率が30%とも言われています。主な症状は、発熱・おう吐・腹痛・下痢などです。
【北海道での初感染・60代男性】
・7月30日に発熱・頭痛などの症状
・道外・海外への遠出なし
【神奈川県での初感染・60代女性】
・6月28日に発熱の症状
・自宅周辺で畑仕事・草むしりなどで感染か
今回「SFTS」のニュースの起点として、「場所が変わってきた」ということがあります。

これまでの感染は、主に西日本でした。しかし、北海道・秋田県・茨城県・神奈川県・岐阜県と感染が全国に拡大しています。
なぜ、西日本が感染の中心だったのが、全国に広がったのでしょうか。