冷たいくりーむパンを全国展開する広島県三原市の八天堂が、持続可能な農業を後押ししようと、規格外の栗を使った新商品を販売します。
八天堂と農業情報サイト「マイナビ農業」、レストランなどを運営する「Plan・Do・See」の三者が共同で開発。各社が東京に集まり、協定を結びました。
9月1日から期間限定で販売されるのが、全国で人気の兵庫県の「丹波栗」を使った、くりーむパンです。品質に問題がなくても、形や色が理由で販売が難しい規格外の栗を使っています。栗のペーストを包むクリームは、栗の味に合うよう独自に開発しました。

八天堂 森光孝雅社長
「素材の風味、味、もっと言えば生産者さんの思いをいかに引き出せるかというところを、常に念頭に置きながら商品開発に取り組みました」
2026年3月には、宮城県のブランド「ミガキイチゴ」の規格外を使ったパンも販売されます。八天堂は、付加価値をつけて農業の生産性向上に貢献したいとしています。