東日本大震災の発生から15度目となるお盆を前に、被災地の宮城県石巻市で11日夜、犠牲となった人たちを追悼するキャンドルに灯りが灯されました。

「ココロの灯り」は、石巻市の復興祈念公園にある「がんばろう!石巻」の看板前で行われました。お盆の迎え火として、やぐらを囲むようにおよそ1000個のキャンドルが並べられました。

山形から訪れた人:
「忘れない、つなげていくという意味で本当に大事なこと。忘れないという思いを違う場所ではあるが、つなげていかないと、語っていかないといけない」
訪れた人:
「感慨もひとしお。震災から時間が経っていくにつれて、少しずつ形を変えてというところもある」

がんばろう!石巻の会 黒澤健一さん:
「震災の年のお盆から数えて15回目。亡くなった人たちへの追悼の思いを深くしながら開催している」

この催しは、地元の市民団体が津波で犠牲になった人への鎮魂と復興を願って開催しました。11日は、震災の発生から14年5カ月の月命日でもありました。訪れた人たちは、淡い光を放つキャンドルを前に犠牲となった人たちを悼んでいました。