戦後80年。今年も広島・長崎は原爆の日を迎えました。核廃絶の願いとは裏腹に、今、世界は核を巡って揺れています。

原爆投下80年 被爆した男性「この地球から核兵器はなしに」

8月6日、80回目となる原爆の日を迎えた広島。

14歳で被爆した男性(94)
「80年経過したが、絶対にこの地球から、原子爆弾、核兵器はなしにしていただきたい」

そして8月9日、長崎でも。

胎内被爆した男性(94)
「胎内被爆でなんとか生まれてきました。平和には見えますけど、難しい時代ですね」

広島の湯崎知事は、式典で世界の現状を憂いました。

広島県 湯崎英彦知事
「広島の街は大きく変わり、平和と繁栄を謳歌しています。しかし同時に、むき出しの暴力が支配する世界へと変わりつつあり、私たちは今、この繁栄が如何に脆弱なものであるかを痛感しています」