陸上自衛隊佐賀駐屯地に配備されたオスプレイが今月18日以降、海上自衛隊鹿屋航空基地への飛行訓練を計画していることが分かりました。
先月9日に開設された陸上自衛隊佐賀駐屯地では、オスプレイの配備が順次進められています。
今月中旬には17機全ての配備が完了する見込みで、今月5日から佐賀以外の駐屯地への飛行訓練が順次始まっています。
防衛省が鹿児島県に提供した情報によりますと、今月18日以降は、海上自衛隊鹿屋航空基地への飛行も予定しているということです。
佐賀から鹿屋までの飛行ルートは「パイロットの判断に委ねられ、決まったルートはない」としています。
また、「高度300メートル以上を確保し、地域の実情を踏まえ、必要に応じて住宅地や市街地、病院などの上空の飛行を制限する」ということです。
これを受けて、鹿児島県の塩田知事は8日、九州防衛局と陸上自衛隊第1ヘリコプター団に対し、訓練の詳細について情報提供することや、民家の上空を避けて飛行するよう文書で要請しました。
オスプレイを巡っては、アメリカ軍がおととし11月、屋久島沖で墜落事故を起こし、その後も県内の民間空港に機体のトラブルで緊急着陸しています。
 
  













