ノーベル平和賞受賞・被爆80年も「節目は『核兵器廃絶』」

広島市に生まれた木村さんは1945年8月6日、8歳のときに被爆。父や祖父ら8人の家族、親戚を亡くしました。以来、悲惨な体験を語り続けています。

木村緋紗子さん:(2010年・ニューヨーク)
「核兵器廃絶を一日も早く実現させることが大切です。これが私の父です。皆さん見てください、幸せだったんですよ!」

2024年12月には、木村さんが代表理事を務める日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞。これまでの活動が評価された瞬間でした。

木村緋紗子さん:
「(被爆80年だが)節目は無いから。私から言わせれば、核兵器廃絶が節目。それは、私が生きているうちにはならないと思う。でも、継承をした人たちがやってくれるんじゃないかなと。あなたたち」