最上川の水の状況について情報を共有する会議がきょう開かれました。
先月の記録的な雨の少なさで減っていた水位は、おとといからの雨で回復してきたものの、引き続き節水が必要であることが確認されました。
この会議は最上川水系の川やダムの水位が下がったことから先月から臨時で開かれるようになったものです。今回は山形河川国道事務所のほか、県や気象台の関係者も参加しました。

最上川は記録的な雨の少なさにより水位が低下していましたが、今月5日からの雨で現在は、水位がほぼ平年並みに回復しているということです。

ダムについても東北地方整備局が管理する3つのダム全てで回復傾向がみられ、このうち、飯豊町の白川ダムでは、きのう(7日)午前9時時点で、貯水率100パーセントとなりました。

一方で稲作などに使う農業用ダムではまだまだ水不足が続いています。
東北農政局が管理するダムでは3か所全てで水量の回復は見られず、過去10年の平均の貯水量を大きく下回っているということです。(※5日時点)

東北地方整備局 山形河川国道事務所 山影修司 副所長「雨で河川自体は回復したように見えますが、まだ水が不足している地域もありますので、節水は今後も引き続きしていただければ」

山形河川国道事務所ではきょう共有された情報をもとに、水を使う事業者に対して、適切な取水や農業用水の管理を継続してもらうよう、呼び掛けていくということです。